怪文庫

怪文庫では、様々な怪談奇談を掲載致しております。

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木部村

私が仕事で地方を訪れた時の話です。 その取引先は山間の町にあり、そこに行くには1つ山を越えなければなりませんでした。昼間はまだ明るいといっても山の中は木々が生い茂っている為、仄暗くうす気味悪さを感じていました。 仕事を無事終え、「さぁ、帰ろう…

お社と提灯の謎

両親が転勤族だったので、私は北陸のあちこちに住んだことがあります。 これは私が小学生のときに住んでいた、N市のとある地域で遭遇した出来事です。 私は4年生になる4月に引っ越してきたばかりでしたが、同級生が6人しかいない小さな学校だったのですぐに…

旧笹池トンネル

古いトンネルって、いろんな曰くがありますよね。女の幽霊が現れるとか、車で通ると窓ガラスに手形がいっぱいつくとか……。 これも、そんな古いトンネルでの話です。 私は、昔からオカルトに興味があって、よく友達と一緒に心霊スポットに行っていました。 そ…

キジムナーの間(ま)

これは、私が沖縄に住んでいた時に宿泊したあるホテルの話。 そのホテルは今から約30年ほど前に建てられたリゾートホテル。右肩上がりの観光人気も手伝って、多くの観光客が訪れていた。そんな時、ある懸賞でそのホテルの宿泊券が当選したんです。 沖縄に住…

狸に化かされた話

「読司(とくし)」という駅をご存知の方はいらっしゃらないでしょうか。今から2、3年前のことですが、四国の高知から愛媛県の松山への道のりを自転車で踏破した時に、山中でこの「読司駅」に遭遇し、ちょっと休憩した覚えがあるのです。が、しかし、JR四国…

片目占い

私の通う高校では、ある占いが流行っています。それは、片目を隠して運命の相手を教えてもらうというもので、私たちはそれを「片目占い」と呼んでいます。 手順は簡単です。 ①片目を片手で隠す ②もう片方の手を、手のひらを下向きにして開き、胸の前で真っ直…

骨折の治験バイト

昔から製薬会社には、「骨折の治験バイト」が行われているという都市伝説が存在しています。会社が新薬を作る時には必ず治験をする必要があり、世の中には実際に骨折を治す薬が存在するのだから、骨折バイトがあって当然というようなことです。 骨折治験バイ…

ユタの修行場

私は、40代の者です。 私が住んでいる沖縄には、ユタという霊媒的な方々がいるのですが、そのユタの修行場となっている場所に、ユタではない人が入ると、奇妙なことが起こるのです…。 普通では考えられないかもしれませんが、警察署から「ユタの修行場のため…

座敷童の正体

これは私が学生時代に東北の寒村で体験した出来事です。 大学時代民俗学を学んでおり柳田國男の「遠野物語」を愛読していた私にとって、遠野は憧れの地でした。中でも座敷童のエピソードは印象深く、実在するものならぜひ会いたいと思っていました。 しかし…

ドッペルゲンガー

ずいぶん昔から、自分自身にそっくりな人間がこの世の中には3人はいると言われています。そしてそのそっくりの人間とは過去からタイムトリップしたもの、未来からタイムスリップしたもの、または自らが何らかの意思で別人の意思を持ち具現化したもの等と言う…