怪文庫

怪文庫では都市伝説やオカルトをテーマにした様々な「体験談」を掲載致しております。聞いたことがない都市伝説、実話怪談、ヒトコワ話など、様々な怪談奇談を毎週更新致しております。すぐに読める短編、読みやすい長編が多数ございますのでお気軽にご覧ください。

怪文庫

呪いにまつわる話

のだけトンネル

信州は上田市にある「のだけトンネル」。 トンネルの上に墓地がある事もあり、昼間でも何となく薄暗さを感じるトンネルである。 実は、このトンネル入り口と出口の形が丸と四角と形が違うのだ。 聞くところによるとトンネルができた当初は出口も入り口も丸く…

呪いの宅配便

夜10時「当選おめでとうございます」とメールが届きましました。 「お申し込みの商品が抽選の結果当選いたしました。商品をお受け取りください」 という内容です。 私は何かに申し込んだ記憶もないので、詐欺メールだろうと思ったのですが「今すぐ連絡してく…

呪いの箱

我が家の蔵には一つの「筒」がある。正確にいうと筒状の箱である。 祖母曰く「呪いの箱」なのだそうだ。 それを初めて見たのは私が、まだ5歳くらいのときだ。 アニメか何かの影響だったのだろう私は「探険」にハマり、「探険ごっこ」と称して、よく家の中で…

呪われた山道

ある地域へ友人らと山登りに行った時のことです。 その地域で知られている山に登って、そこから見える景色を眺めようと、たまたま通りかかった地元の人に山頂までの行き道を尋ねました。 地元の人は山頂へ行く途中にあまり人が行き来しない山道があり、そこ…

三叉路にいた導祖神

3年くらい前のことを今更思い出したんだけど、私の通勤路に導祖神があった。 うちはそこそこ田舎だけど、自治体が都市開発に精を出してる地域で、あっちこっちで工事をしていた。 その通勤路の途中にもう使われてない畑を挟んだ三叉路があって、片方は駅に向…

立体パズル

今から20年以上前に体験した実話を垂れ流させてもらう。 オカルト好きなら知ってるかと思うけど、リンフォンって有名な話あるじゃん。立体パズルみたいなやつで、正20面体ある呪物なんじゃないかっていう話。 あれと関係してるのか、はたまた全く無関係なの…

伏見稲荷の怪

あれは私が京都に住んでいたときのことです。 当時私は大学の二回生でした。将来の不安などまだほとんどなく、私は所属していた旅行サークルの仲間と遊び回る気楽な毎日を過ごしていました。 私たちはよく誰かの家で飲み会をしていましたが、酒がすすんでく…

あの日の呪い

私たちは、19歳のときに職場で出会った。当時わたしとMは19歳。Eは21歳。 職業柄みんな派手でおしゃれ好きな女の子。 共通の友達がいたり、趣味も合ったのですぐに仲良くなり、毎日行動を共にするようになった。みんなそれぞれ彼氏がいて仕事もプライベート…

イネ様

私の母方の祖母の実家には、神棚に、猫と犬が混ざったような置物が置いてあります。 小さい頃は、踏み台に乗って、兄と一緒にその神棚に飾ってあった置物を手に取り、遊んでいたことがあります。 ですが、それを祖母に見つかると、「あんたたち、やめなさい…