怪文庫

怪文庫では、多数の怖い話や不思議な話を掲載致しております。また怪文庫では随時「怖い話」を募集致しております。洒落にならない怖い話や呪いや呪物に関する話など、背筋が凍るような物語をほぼ毎日更新致しております。すぐに読める短編、読みやすい長編が多数ございますのでお気軽にご覧ください。

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振り返っちゃいけない

もちろんこれはフィクションであり、地名や時期もぼかして話すことにする。 その日友人が僕の耳に入れたのは、大学内で密やかにささやかれている、しかしどこにでもひとつふたつはありそうな怖い話だ。 曰く、うちの大学の敷地内にある慰霊塔のそばを夏の夜…

ある女性との奇妙な出会い

私の地元にはいくつかの怖い話がある。 その中のひとつが「図書館の絵」。 私が中学生の頃、地元の図書館の入ってすぐの壁に一枚の油絵が飾ってあった。 A3サイズくらいの女の人の肖像画で、イメージとしてはモナリザみたいな美人で落ち着いた女性がこちら…

都心の地下にあるもの

都市伝説やオカルトに詳しい人なら、東京の都心に謎の地下空洞があるという話は聞いたことがあると思う。 地下鉄の通らない都心の地下深く、皇居の真下に誰も知らない地下鉄が走っているという話だ。 後になってその話の真相は、皇居の人たちが避難する専用…

黒魔術プログラム

学校でまだパソコンが導入されたばかりだったころの話です。 私がいた高校でもパソコンの授業がはじまりました。 そのころはIT革命といわれていて、どの業界でもパソコンの導入が急がれていた時期です。 私の学校では、真新しい部活動としてPC研究会が発足し…

狂気憑依

おはようございます。おはようございます。おはようございます。 朝いちばんに会社へ行くと、同僚の原田が、いつものように、課長席に向かって三回続けて挨拶をする。 それから自分の席へ行き、おはようございますおはようございます。と、二回唱える。 する…

拾った石

霊感とかそんなもん無いと思うが、実体験を書いておきます。 というか僕と友人の話しなのですが、どちらかというと友人の方に、霊感みたいなものがあったんだろうと思います。 ひょっとして怖くないかも知れません。最初に言っておきます。 長くなります上に…

廃墟探検

小学生の頃、俺は友達と2人で廃屋探検に行きました。 ターゲットは町内でも田舎な地域にある家で、結構新しいのに無人。 前の住人が自殺したとか殺されたとか、そういう噂が立っている所でした。 学校が終わってすぐその家へ向かう段取りだったのに、俺が職…

2人の少女

俺が19歳の頃の話です。 高校は卒業していましたが、これといって定職にもつかず、気が向いたら日雇いのバイトなどをして、ブラブラしていました。 その頃の遊び仲間は、高校の時の友人グループがいくつかあり、その日も、その内のひとつのグループの奴の家…

仏壇から覗く顔

俺は4歳になるまで、夜はバアちゃん家に預けられていた。 夜はバアちゃんと並んで寝るんだけど、その部屋に死んだジイちゃんの仏壇があったんだ。 で、夜中に目が覚めたりすると、たいてい金縛りになる。 その時、必ず仏壇の戸が少し開いてて、中から誰かが…

戦争が残した恐怖遺産

私の父親は5年前に他界している。 死ぬ数年前ぐらいから認知症を発症し、最後は私のことも分からなくなっていた。 父親はヘビースモーカーだったせいか、直接の死因は肺がんだった。 99歳まで生き、長寿を全うしている。 そんな父親の息子である私は、昭和二…