怪文庫

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短編

短編の記事一覧ページです。

カナダの肉食竜

私はかつて、カナダに留学していたことがあります。 今から20年近く前、当時中学生だった私は、カナダの学校と交換留学生ということでカナダに1か月ほど留学することになりました。 カナダは実は恐竜の化石がよく見つかる地域で、多くの博物館を有している地…

見える眼鏡

私の友人から聞いた噂話です。 とある大学に通う男子学生がいました。 男子学生はおしゃれが大好きですが、お金がないのでいつもリサイクルショップで洋服などを購入していました。 そこでたまたま入った古いリサイクルショップに入ると、おしゃれなダテ眼鏡…

のだけトンネル

信州は上田市にある「のだけトンネル」。 トンネルの上に墓地がある事もあり、昼間でも何となく薄暗さを感じるトンネルである。 実は、このトンネル入り口と出口の形が丸と四角と形が違うのだ。 聞くところによるとトンネルができた当初は出口も入り口も丸く…

呪いの宅配便

夜10時「当選おめでとうございます」とメールが届きましました。 「お申し込みの商品が抽選の結果当選いたしました。商品をお受け取りください」 という内容です。 私は何かに申し込んだ記憶もないので、詐欺メールだろうと思ったのですが「今すぐ連絡してく…

灰色の文字

私は平凡な会社員。 特別な趣味はないが、唯一、続けている趣味がある。 それは、ブログを読むことだ。 芸能人や有名人のブログもたまには見るが、多くは一般の人のブログだ。 その時、悩んでいたり関心があることについて、書いてあるブログを探して、ただ…

呼び戻した叫び声

同期のハナとは月に2回、一緒に出張に行っています。 移動は社用車なので、交代で運転していました。 行きも帰りも基本はバイパスを通っていましたが、その日はなぜか「下道から帰ろう」とハナが言いました。 でもその下道には途中に避けるべきトンネルがあ…

呪いの箱

我が家の蔵には一つの「筒」がある。正確にいうと筒状の箱である。 祖母曰く「呪いの箱」なのだそうだ。 それを初めて見たのは私が、まだ5歳くらいのときだ。アニメか何かの影響だったのだろう私は「探険」にハマり、「探険ごっこ」と称して、よく家の中で遊…

訪問診療

私は九州にある、小さなクリニックで医者として、訪問診療を行い生計を立てている40代の独身貴族です。 1日に10〜15名ほど診療する忙しい職場なのでその日私は疲れていたのかもしれません。 その日最後の診療で訪問診療は初めとていう、中山さんのお宅へ伺…

呪われた山道

ある地域へ友人らと山登りに行った時のことです。 その地域で知られている山に登って、そこから見える景色を眺めようと、たまたま通りかかった地元の人に山頂までの行き道を尋ねました。 地元の人は山頂へ行く途中にあまり人が行き来しない山道があり、そこ…

これくらいおじさん

私は数年前、腫瘍の摘出手術を受けました。 発見が早かったため比較的、簡単な手術で済み、大事には至らなかったのですが、手術の前にみた不気味な夢のことが今でも気になっています。 夢は週に一度、全部で三回みました。 一度目の夢では路上で知らないおじ…

恐竜がいた時代

今から5年ほど前祖父がこの世を去りました。 祖父には弟さんがいらっしゃり、その弟さんからいろんな話を聞かされました。 第二次大戦中、南太平洋に送られた祖父はそこで米軍と戦ったことを聞かされました。 祖父はそういった話をするのが嫌いだったようで…

濡れた黒い影

俺が高校生のころ、夏休みで父親の実家がある田舎に行った。 俺としては、山ばかりの田舎に興味はなかったし、自宅で漫画読んだりゲームしたりして過ごしたかった。 でも「行かない」なんて選択肢は用意してもらえず、しかたなく俺は両親について行くことに…

踏切の向こう側

K県。私の家の近所には踏切があります。 いたって普通の踏切なのですが、奇妙な噂が絶えないのです。 別にその踏切で事故があったというわけではないのです。しかし、いつの頃からか、奇妙な噂が広まり始めたのです。 その奇妙な噂とは、「電車が通過する瞬…

窓の外

もう10年近く前の話になる。 当時私は大学生で、葬儀屋でアルバイトをしていた。 友人や家族からは不評だったが、時給の高さと時間に融通の利くこのバイトを、私は結構気に入っていた。 ただ、バイト先では不思議な出来事が頻発していた。 例えば消したはず…

顔を舐める友人

大学時代、仲の良かった友人が一人暮らしの我が家へやってきた。 たまっていたレポートを一緒にやることになっていたのだけど、初めてのお泊り。お菓子やジュースやお酒を買い込んで、友人を待った。正直初めてのお泊りに、私はテンションが上がっていたのだ…

三叉路にいた導祖神

3年くらい前のことを今更思い出したんだけど、私の通勤路に導祖神があった。 うちはそこそこ田舎だけど、自治体が都市開発に精を出してる地域で、あっちこっちで工事をしていた。その通勤路の途中にもう使われてない畑を挟んだ三叉路があって、片方は駅に向…

奥さんのような何か

一度タイムリープして、元の世界に戻ってきたらしい同僚の話です。「らしい」というのは、その知人を第三者視点で見ていた私からすると、認識が違うからです。 彼がタイムリープに成功したという方法は、鏡を見ながら理想とする世界を思い浮かべてそのまま寝…

富豪の壺

私の知人にAさんという老人がいる。Aさんは昔はとある大企業の社長だったそうだ。 しかし、私も周囲の人も誰もその話を信じていなかった。なぜなら、Aさんは大企業の元社長というにはあまりにも粗末な暮らしをしていたからだ。 ある時、私は古い雑誌のイ…