怪文庫

怪文庫では、様々な怪談奇談を掲載致しております。

怪文庫

呪われた山道

ある地域へ友人らと山登りに行った時のことです。 その地域で知られている山に登って、そこから見える景色を眺めようと、たまたま通りかかった地元の人に山頂までの行き道を尋ねました。 地元の人は山頂へ行く途中にあまり人が行き来しない山道があり、そこ…

リサイクルショップ

私がリサイクルショップで働いていたときの話です。 働き始めは覚えることがたくさんあり目の前の業務をこなすことに一生懸命でした。 ある程度の業務の流れに慣れ始めたとき新しい仕事を任されました。 それはお客様から引き取った品物の清掃です。 CDから…

これくらいおじさん

私は数年前、腫瘍の摘出手術を受けました。 発見が早かったため比較的、簡単な手術で済み、大事には至らなかったのですが、手術の前にみた不気味な夢のことが今でも気になっています。 夢は週に一度、全部で三回みました。 一度目の夢では路上で知らないおじ…

恐竜がいた時代

今から5年ほど前祖父がこの世を去りました。 祖父には弟さんがいらっしゃり、その弟さんからいろんな話を聞かされました。 第二次大戦中、南太平洋に送られた祖父はそこで米軍と戦ったことを聞かされました。 祖父はそういった話をするのが嫌いだったようで…

異界電車

これは私が大学生の頃に体験した話です。 当時私は地元から遠く離れた町で一人暮らしをしており、午前中は大学へ行き、夜は電車で30分程の都市部にあるバーでバイトをしていました。 その頃は若さもあってか、講義の後仮眠を取り、朝まで働いて一度帰宅。シ…

エレベーターを降りた先

私が交通事故により、とある病院に入院していたときの話です。 健康だけが取り柄の私は、交通事故に遭うまで一度も入院などしたことがありませんでした。ですから、初めての入院に正直ワクワクしていたのです。 入院して数日経った頃、私は夜中に喉が乾き目…

300番講堂

当時の私は、関東に所在する或る大学を辞めようか悩んでいました。 第一志望の大学に不合格となって、当初は浪人するほどの向学心もなく、渋々と「滑り止め」のつもりだった大学に進学していた私は、周囲の学生に馴染むこともできずにいました。 「滑り止め…

濡れた黒い影

俺が高校生のころ、夏休みで父親の実家がある田舎に行った。 俺としては、山ばかりの田舎に興味はなかったし、自宅で漫画読んだりゲームしたりして過ごしたかった。 でも「行かない」なんて選択肢は用意してもらえず、しかたなく俺は両親について行くことに…

小道の先のアレ

私は怖い話を調べるのが好きで、自分の住んでいる近くの話ならよく聞くことも多い。 尾ひれ胸鰭のついたもの、微妙に話が変わっているものも”なんだか聞いたことあるぞ”こういうパターンのものも多くある。 友達Nがちょっと面白い話を仕入れてきたと教えて…

踏切の向こう側

K県。私の家の近所には踏切があります。 いたって普通の踏切なのですが、奇妙な噂が絶えないのです。 別にその踏切で事故があったというわけではないのです。しかし、いつの頃からか、奇妙な噂が広まり始めたのです。 その奇妙な噂とは、「電車が通過する瞬…

揺れる土地

私の実家の町内に、一見するとどこにでもあるような普通の空き地がありました。 管理が行き届いておらず雑草は子供の背丈ほど伸び荒れていて左奥に3m程の木が一本立っていました。 入り口にはロープが張ってあって立ち入り禁止になっていました。 私が小学…

窓の外

もう10年近く前の話になる。 当時私は大学生で、葬儀屋でアルバイトをしていた。 友人や家族からは不評だったが、時給の高さと時間に融通の利くこのバイトを、私は結構気に入っていた。 ただ、バイト先では不思議な出来事が頻発していた。 例えば消したはず…

神社へと続く道

私の祖父は関東の山間の小さな集落に暮らしていました。 その祖父が住んでいた集落には、山の上に小さな神社があり、その神社は村の人でも滅多に行かないような場所でした。 ただ、その山の上にひっそりと立つ神社には一つだけ奇妙な決まりことがありました…

ロウ様

小学生の頃だったかな。父方の実家がある田舎に帰省した時、そこで体験した話。 そこはまあ絵に描いたようなというか、田んぼに畦道、山に囲まれて小川が流れててっていう、皆が想像しやすいようなそんな田舎だった。 過疎化も進んでたから村というより集落…

顔を舐める友人

大学時代、仲の良かった友人が一人暮らしの我が家へやってきた。 たまっていたレポートを一緒にやることになっていたのだけど、初めてのお泊り。お菓子やジュースやお酒を買い込んで、友人を待った。正直初めてのお泊りに、私はテンションが上がっていたのだ…

山伏信仰

近畿地方の山奥とまではいきませんが、最寄り駅に出るバスが一時間に2本程度、という田舎に住んでいました。 私は高校1年生、兄は大学2回生でした。 兄は大学入学の頃からアルバイトを始めていました。 私は兄がアルバイト先で聞いてくる色々な不思議な話を…

人形屋敷

「呪い」という言葉から何を思い浮かべるだろうか。 「牛の刻参り」に「傀儡」、「藁人形」などなど「呪い」と言う言葉から思い浮かべるものはその辺りだろう。 私もあの光景を見るまではそんなものしか思い浮かばなかった。 その出来事は私が学生だった頃に…

三叉路にいた導祖神

3年くらい前のことを今更思い出したんだけど、私の通勤路に導祖神があった。 うちはそこそこ田舎だけど、自治体が都市開発に精を出してる地域で、あっちこっちで工事をしていた。その通勤路の途中にもう使われてない畑を挟んだ三叉路があって、片方は駅に向…

奥さんのような何か

一度タイムリープして、元の世界に戻ってきたらしい同僚の話です。「らしい」というのは、その知人を第三者視点で見ていた私からすると、認識が違うからです。 彼がタイムリープに成功したという方法は、鏡を見ながら理想とする世界を思い浮かべてそのまま寝…

おわせる集落

何年前だったか、親友と卒業旅行に行った時のことだ。 パワースポット巡りの名目で、県外のある地方の山に向かった。登山コースはしっかり整備されていたんだけど、親友とテンション上げながら進んでるうちに正規ルートから逸れちゃって、日が落ちた頃に見事…

富豪の壺

私の知人にAさんという老人がいる。Aさんは昔はとある大企業の社長だったそうだ。 しかし、私も周囲の人も誰もその話を信じていなかった。なぜなら、Aさんは大企業の元社長というにはあまりにも粗末な暮らしをしていたからだ。 ある時、私は古い雑誌のイ…

枕木

これは先月リアルに体験した話です。 その日は残業で遅くなりました。会社を出たのは夜11時頃だったと思います。私は電車で通勤してるので、行き帰りは駅を利用します。 何せ会社を出た時間が時間だったんで、終電逃したらヤバいって本気で走りました。 早く…

海の記憶

これは、私が子供のころ夏休みに祖父母の家に遊びに行った時の話です。 その町の住人のほとんどが漁業を営んでいるような地域で、実際に私の祖父も漁師をしておりました。 その地域には昔から海難事故にあった際に無事生きて戻れるよう、海から帰してもらえ…

木部村

私が仕事で地方を訪れた時の話です。 その取引先は山間の町にあり、そこに行くには1つ山を越えなければなりませんでした。昼間はまだ明るいといっても山の中は木々が生い茂っている為、仄暗くうす気味悪さを感じていました。 仕事を無事終え、「さぁ、帰ろう…

お社と提灯の謎

両親が転勤族だったので、私は北陸のあちこちに住んだことがあります。 これは私が小学生のときに住んでいた、N市のとある地域で遭遇した出来事です。 私は4年生になる4月に引っ越してきたばかりでしたが、同級生が6人しかいない小さな学校だったのですぐに…

旧笹池トンネル

古いトンネルって、いろんな曰くがありますよね。女の幽霊が現れるとか、車で通ると窓ガラスに手形がいっぱいつくとか……。 これも、そんな古いトンネルでの話です。 私は、昔からオカルトに興味があって、よく友達と一緒に心霊スポットに行っていました。 そ…

キジムナーの間(ま)

これは、私が沖縄に住んでいた時に宿泊したあるホテルの話。 そのホテルは今から約30年ほど前に建てられたリゾートホテル。右肩上がりの観光人気も手伝って、多くの観光客が訪れていた。そんな時、ある懸賞でそのホテルの宿泊券が当選したんです。 沖縄に住…

狸に化かされた話

「読司(とくし)」という駅をご存知の方はいらっしゃらないでしょうか。今から2、3年前のことですが、四国の高知から愛媛県の松山への道のりを自転車で踏破した時に、山中でこの「読司駅」に遭遇し、ちょっと休憩した覚えがあるのです。が、しかし、JR四国…

片目占い

私の通う高校では、ある占いが流行っています。それは、片目を隠して運命の相手を教えてもらうというもので、私たちはそれを「片目占い」と呼んでいます。 手順は簡単です。 ①片目を片手で隠す ②もう片方の手を、手のひらを下向きにして開き、胸の前で真っ直…

骨折の治験バイト

昔から製薬会社には、「骨折の治験バイト」が行われているという都市伝説が存在しています。会社が新薬を作る時には必ず治験をする必要があり、世の中には実際に骨折を治す薬が存在するのだから、骨折バイトがあって当然というようなことです。 骨折治験バイ…