怪文庫

怪文庫では、多数の怖い話や不思議な話を掲載致しております。また怪文庫では随時「怖い話」を募集致しております。洒落にならない怖い話や呪いや呪物に関する話など、背筋が凍るような物語をほぼ毎日更新致しております。すぐに読める短編、読みやすい長編が多数ございますのでお気軽にご覧ください。

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呪いにまつわる話

呪いにまつわる話の記事一覧ページです。

お守りババア

地元のキチガイの話し。 オレが小学生だった頃、地元に有名なキチガイババアがいた。 あだ名は『お守りババア』 お守りババアは俺が通っていた小学校の正門前に、夕方頃になるといつも立っていた。 お守りババアは一年中厚手のコートを着ていて、同じくいつ…

クマのぬいぐるみ

これは20年以上前の話なのだけど、私は3歳の時クマのぬいぐるみをおばあちゃんからもらった。 なんかリサイクルショップで買ったって言ってた気がする。 その時の私の体格にたいして、そのクマのぬいぐるみはとてもサイズ感があっていたし、もふもふして…

黒猫

よく化け猫が出た話は聞きますよね。 ではなぜ動物たちが魔物になるのか・・・。 これは母が小さい頃に体験した話です。 母は北海道の開拓移民として来た両親の元に生まれて宗谷岬の周辺に村がありそこで育ったそうです。 けして裕福ではなったですが、海や…

破滅の分譲地

これは、私が実際に経験した話です。 夫の転勤に伴い見知らぬ土地に引っ越しました。 ちょうど出産と重なってしまい、夫が先に選んで私はネットや送ってもらった写真でしか物件を確認していませんでした。 「小さいけど庭もあるし、いい家だね」 そこはコの…

カバの木

これは、中部地方にある某公園のお話です。 その公園は子供達だけでは無く、大人もジョギングや犬の散歩の為に利用している比較的大きな公園で、園内には【カバの木】と呼ばれる動物のカバの姿に見える不思議な形をした木があります。 公園の管理人とボラン…

ガキジョウロウ

父方の祖父母の家の話です。 風習というか、仏教の教えの宗派の関係なのか、うちはお盆の時期は1日3食のお供え膳と、お盆最終日にお茶を何度も変える「お茶湯」を行うという習わしがあります。 祖父母の家は九州なので、同じようなことをしているご家庭もあ…

水子供養

大学を卒業し、就職した年の事です。 職場が京都ということもあり、その時の私は実家を出て京都に住んでいました。 元々実家が田舎でしたので、仕事が休みの日はそこらを散歩したり地図アプリで周辺を調べたり気になるところにはとにかく行ってみるという過…

友達の頼みごと

懺悔と、わりと本気で頼みたい事があって話す。 どうか最後まで聞いてくれ。 当時学生で、ラーメン屋のバイト仲間だった友達と心霊スポットに行くことになった。 話を持ちかけたのは私だった。 当時ネットでも有名だった心霊スポットが隣の県にあって、私が…

とんとんさん

妙に安い物件だな、事故物件とかかな…。 そう思ったんですが、駅近で二路線利用できて、あの広さで、日当たりも良くて…それであの金額なら、多少いわく付きでも… 有名な事故物件を網羅してるサイトにも載ってなかったですし、何かが出るとかじゃないのかなと…

強い思い

季節も夏に近づき怪談話を聞くようになったので、自分の中で怖いかなというお話をさせて頂きと思います。 これは私が18歳の時、当時私には年下の恋人がいました。 私はもともと依存気味な性格。 恋人が他の異性と話すことや、連絡することさえ無理。 更に…

受け入れない町

あれは私が仕事の都合で住んだ町での出来事です。 地方に転勤となった私は家を探していたのですが、ケチな私の勤め先は家賃補助が出ません。 そこで不動産屋に少し離れても良いから安いところをと言って紹介されたのが、A郡にある貸家でした。 独り暮らしな…

美術室の絵画

私が聞いたある学校の美術室にまつわる都市伝説をお教えします。 その美術室には、壁にかかった絵画があったのですが、その絵画が季節に応じて入れ替わっていました。 たとえば、春には花が咲き誇る絵画や新緑の絵画が飾られ、冬には雪山の絵画やかけられて…

アパートの鍵

私が大学生になり、一人暮らしを始めた時の話です。 新しい家は割と外観もキレイで、コンビニなどのアクセスも悪くないアパートの3階の部屋でした。 私の部屋は302号室で隣の303号室はどうやら空き家になっているようでしたが、逆隣の301号室にはちょうど私…

白蛇様

私の体験した怖い話です。 私の実家には神棚があって、祖母は毎朝お神酒を供えて家内安全を祈願していました。 そのせいか、私も何かあるとすぐに家神様にお祈りをしていました。 東京の大学を卒業し、都内の広告代理店に就職しました。 事務員として働いて…

出口が無い森

この話をするには、まずは私の子供の頃の話からしなくてはいけません。 その日は親戚の家に家族で遊びに行った帰りでした。 夜遅くなり、街頭がぽつりぽつりとつくだけの田舎道を父の運転で帰宅していました。 父は運転手の仕事をしており、運転が上手いし、…

のだけトンネル

信州は上田市にある「のだけトンネル」。 トンネルの上に墓地がある事もあり、昼間でも何となく薄暗さを感じるトンネルである。 実は、このトンネル入り口と出口の形が丸と四角と形が違うのだ。 聞くところによるとトンネルができた当初は出口も入り口も丸く…

呪いの宅配便

夜10時「当選おめでとうございます」とメールが届きましました。 「お申し込みの商品が抽選の結果当選いたしました。商品をお受け取りください」 という内容です。 私は何かに申し込んだ記憶もないので、詐欺メールだろうと思ったのですが「今すぐ連絡してく…

呪いの箱

我が家の蔵には一つの「筒」がある。正確にいうと筒状の箱である。 祖母曰く「呪いの箱」なのだそうだ。 それを初めて見たのは私が、まだ5歳くらいのときだ。アニメか何かの影響だったのだろう私は「探険」にハマり、「探険ごっこ」と称して、よく家の中で遊…

呪われた山道

ある地域へ友人らと山登りに行った時のことです。 その地域で知られている山に登って、そこから見える景色を眺めようと、たまたま通りかかった地元の人に山頂までの行き道を尋ねました。 地元の人は山頂へ行く途中にあまり人が行き来しない山道があり、そこ…

三叉路にいた導祖神

3年くらい前のことを今更思い出したんだけど、私の通勤路に導祖神があった。 うちはそこそこ田舎だけど、自治体が都市開発に精を出してる地域で、あっちこっちで工事をしていた。その通勤路の途中にもう使われてない畑を挟んだ三叉路があって、片方は駅に向…

立体パズル

今から20年以上前に体験した実話を垂れ流させてもらう。 オカルト好きなら知ってるかと思うけど、リンフォンって有名な話あるじゃん。立体パズルみたいなやつで、正20面体ある呪物なんじゃないかっていう話。 あれと関係してるのか、はたまた全く無関係なの…

伏見稲荷の怪

あれは私が京都に住んでいたときのことです。 当時私は大学の二回生でした。将来の不安などまだほとんどなく、私は所属していた旅行サークルの仲間と遊び回る気楽な毎日を過ごしていました。 私たちはよく誰かの家で飲み会をしていましたが、酒がすすんでく…

テケテケ

「テケテケさまに願いを言えば必ず叶えてくれる」、友人は僕にそう語ってくれた。 大学の「観光スポット研究会(実際はただの飲みサー)」の活動(ただの飲み会)で友人のKはテケテケを信仰しているあるグループの話を教えてくれた。 テケテケという話を知ら…

あの日の呪い

私たちは、19歳のときに職場で出会った。当時わたしとMは19歳。Eは21歳。 職業柄みんな派手でおしゃれ好きな女の子。 共通の友達がいたり、趣味も合ったのですぐに仲良くなり、毎日行動を共にするようになった。みんなそれぞれ彼氏がいて仕事もプライベート…

イネ様

私の母方の祖母の実家には、神棚に、猫と犬が混ざったような置物が置いてあります。 小さい頃は、踏み台に乗って、兄と一緒にその神棚に飾ってあった置物を手に取り、遊んでいたことがあります。 ですが、それを祖母に見つかると、「あんたたち、やめなさい…