怪文庫

怪文庫では、様々な怪談奇談を掲載致しております。きさらぎ駅などの掲示板サイトで有名になった都市伝説、本当にあった怖い話、実話怪談、呪いや呪物に関する話など、背筋が凍るような物語をほぼ毎日更新致しております。すぐに読める短編、読みやすい長編が多数ございますのでお気軽にご覧ください。

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呪いにまつわる話

呪いにまつわる話の記事一覧ページです。

アパートの鍵

私が大学生になり、一人暮らしを始めた時の話です。 新しい家は割と外観もキレイで、コンビニなどのアクセスも悪くないアパートの3階の部屋でした。 私の部屋は302号室で隣の303号室はどうやら空き家になっているようでしたが、逆隣の301号室にはちょうど私…

白蛇様

私の体験した怖い話です。 私の実家には神棚があって、祖母は毎朝お神酒を供えて家内安全を祈願していました。 そのせいか、私も何かあるとすぐに家神様にお祈りをしていました。 東京の大学を卒業し、都内の広告代理店に就職しました。 事務員として働いて…

出口が無い森

この話をするには、まずは私の子供の頃の話からしなくてはいけません。 その日は親戚の家に家族で遊びに行った帰りでした。 夜遅くなり、街頭がぽつりぽつりとつくだけの田舎道を父の運転で帰宅していました。 父は運転手の仕事をしており、運転が上手いし、…

のだけトンネル

信州は上田市にある「のだけトンネル」。 トンネルの上に墓地がある事もあり、昼間でも何となく薄暗さを感じるトンネルである。 実は、このトンネル入り口と出口の形が丸と四角と形が違うのだ。 聞くところによるとトンネルができた当初は出口も入り口も丸く…

呪いの宅配便

夜10時「当選おめでとうございます」とメールが届きましました。 「お申し込みの商品が抽選の結果当選いたしました。商品をお受け取りください」 という内容です。 私は何かに申し込んだ記憶もないので、詐欺メールだろうと思ったのですが「今すぐ連絡してく…

呪いの箱

我が家の蔵には一つの「筒」がある。正確にいうと筒状の箱である。 祖母曰く「呪いの箱」なのだそうだ。 それを初めて見たのは私が、まだ5歳くらいのときだ。アニメか何かの影響だったのだろう私は「探険」にハマり、「探険ごっこ」と称して、よく家の中で遊…

呪われた山道

ある地域へ友人らと山登りに行った時のことです。 その地域で知られている山に登って、そこから見える景色を眺めようと、たまたま通りかかった地元の人に山頂までの行き道を尋ねました。 地元の人は山頂へ行く途中にあまり人が行き来しない山道があり、そこ…

三叉路にいた導祖神

3年くらい前のことを今更思い出したんだけど、私の通勤路に導祖神があった。 うちはそこそこ田舎だけど、自治体が都市開発に精を出してる地域で、あっちこっちで工事をしていた。その通勤路の途中にもう使われてない畑を挟んだ三叉路があって、片方は駅に向…

立体パズル

今から20年以上前に体験した実話を垂れ流させてもらう。 オカルト好きなら知ってるかと思うけど、リンフォンって有名な話あるじゃん。立体パズルみたいなやつで、正20面体ある呪物なんじゃないかっていう話。 あれと関係してるのか、はたまた全く無関係なの…

伏見稲荷の怪

あれは私が京都に住んでいたときのことです。 当時私は大学の二回生でした。将来の不安などまだほとんどなく、私は所属していた旅行サークルの仲間と遊び回る気楽な毎日を過ごしていました。 私たちはよく誰かの家で飲み会をしていましたが、酒がすすんでく…

テケテケ

「テケテケさまに願いを言えば必ず叶えてくれる」、友人は僕にそう語ってくれた。 大学の「観光スポット研究会(実際はただの飲みサー)」の活動(ただの飲み会)で友人のKはテケテケを信仰しているあるグループの話を教えてくれた。 テケテケという話を知ら…

あの日の呪い

私たちは、19歳のときに職場で出会った。当時わたしとMは19歳。Eは21歳。 職業柄みんな派手でおしゃれ好きな女の子。 共通の友達がいたり、趣味も合ったのですぐに仲良くなり、毎日行動を共にするようになった。みんなそれぞれ彼氏がいて仕事もプライベート…

イネ様

私の母方の祖母の実家には、神棚に、猫と犬が混ざったような置物が置いてあります。 小さい頃は、踏み台に乗って、兄と一緒にその神棚に飾ってあった置物を手に取り、遊んでいたことがあります。 ですが、それを祖母に見つかると、「あんたたち、やめなさい…