怪文庫

怪文庫では、多数の怖い話や不思議な話を掲載致しております。また怪文庫では随時「怖い話」を募集致しております。洒落にならない怖い話や呪いや呪物に関する話など、背筋が凍るような物語をほぼ毎日更新致しております。すぐに読める短編、読みやすい長編が多数ございますのでお気軽にご覧ください。

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不思議な話

不思議な話に関する記事一覧ページです。

異世界と現実の間

私はある山深い田舎の村に住む、女子中学生です。 小学校と中学校が一緒になっていて、全校生徒が5人しかいないような学校です。 私は田舎の閉鎖的なところが嫌いだったので、高校はぜったい都会にいくんだ、そして刺激的なことをいっぱいしよう、と考えてい…

クマのぬいぐるみ

これは20年以上前の話なのだけど、私は3歳の時クマのぬいぐるみをおばあちゃんからもらった。 なんかリサイクルショップで買ったって言ってた気がする。 その時の私の体格にたいして、そのクマのぬいぐるみはとてもサイズ感があっていたし、もふもふして…

扉の向こうの黒い影

私の家内の実家は、中央本線の藤野駅から車で20分ほど山間部に入ったところにあります。 陣馬山への入口にも当たるため、気候のいい時期などにはハイカーをよく見かけます。 実家には家内の母親が愛犬のラッキーと住んでいて、2週に1どぐらいの間隔で、家内…

四階に行った話

私は小さな会社で働く事務員。新入社員だった頃、古ぼけた3階建てのビルの3階で働いていた。 そのビルの中で起こったとある「事件」について、今から話そうと思う。 ある日、ビルのエレベーターに乗ったらスッと見知らぬ男性が入ってきた。 何階ですか、と…

同級生の実家での謎の体験

当時の私はとある大学の4年生でした。 4年生ともなると、大学に通うことも週に1~2度ほどになり、バイトもしていなかったため春が終わる頃にはすっかり暇を持て余していました。 そんなとき、同級生のAから「うちの実家の方でバイトしない?」と声をかけられ…

カバの木

これは、中部地方にある某公園のお話です。 その公園は子供達だけでは無く、大人もジョギングや犬の散歩の為に利用している比較的大きな公園で、園内には【カバの木】と呼ばれる動物のカバの姿に見える不思議な形をした木があります。 公園の管理人とボラン…

ガキジョウロウ

父方の祖父母の家の話です。 風習というか、仏教の教えの宗派の関係なのか、うちはお盆の時期は1日3食のお供え膳と、お盆最終日にお茶を何度も変える「お茶湯」を行うという習わしがあります。 祖父母の家は九州なので、同じようなことをしているご家庭もあ…

一将万骨

とある町のはずれに、小さな神社がある。 その神社はいつからあるのか、なにが祀られているのか、今となっては知る者はほとんどいない、それほどに気にも留められていない、ほとんど忘れ去られたような感じの神社だ。 ただその神社にはこんな言い伝えがある…

メール

高校生の時、自身が体験したお話です。 昔から怖い話や超常現象などのホラー系が好きで当時共通の友達と心霊研究同好会ならぬお遊び程度の部活動をしていました。 表向きはボランティア部だったので、グラウンドなどの草むしりや地域のゴミ拾いをして暇な時…

水子供養

大学を卒業し、就職した年の事です。 職場が京都ということもあり、その時の私は実家を出て京都に住んでいました。 元々実家が田舎でしたので、仕事が休みの日はそこらを散歩したり地図アプリで周辺を調べたり気になるところにはとにかく行ってみるという過…

片道のバス

以前働いていた帰り道のバスで起きた奇妙な体験の話です。 いつも同じ時間、同じ電車とバスに乗り通勤していました。 珍しく終電間近まで残業していた私は、いつも乗っているバスに乗ることができませんでした。 行き先はいつもと一緒でしたが、交通会社が違…

海から来るモノ

夏休みになると、民宿を営んでいる祖父母の家で過ごすのが、子どもの頃の楽しみだった。 海まで徒歩1分の好立地の民宿は、一組しか泊まれなかったけれど、夏場はほとんど予約で埋まっていた。 要は大きめの一軒家に祖母と祖父、それに私たち一家ー両親と兄と…

廃校訪れたときの恐怖体験

私が経験した恐怖体験を紹介します。 私が学生の頃、青春真っ只中にあった不思議な恐怖体験のお話です。 ある夜、私は友人たちと一緒に山の中にある廃校へと訪れました。 その廃校は昔、心霊現象が多発していると噂されており、近くにある交差点では交通事故…

消える写真

俺大学生なんだけど、大学の春休みってあほみたいに時間あるじゃん? だから去年の春休みに、仲のいい友達AとBの3人で3泊4日のドライブ旅行をしたんだ。 あれは2日目に群馬でハイキングした時だった。 その日も3人で気ままにドライブしてたんだが、最近…

気が付いたら家にいる

幼稚園から小学校三年生まで、何故か遊びに行くと記憶が飛ぶ場所がありました。 私がそれに気付いたのは幼稚園の時で、その場所と言うのが、園の近くの公園でした。 公園に遊びに行ったはずが、気が付いたら自宅に戻っているのです。 両親は私のこの可笑しな…

天国へ続く道(裏)

私が生まれ育った北海道の田舎町には、「天国へ続く道」と呼ばれる道路が存在します。 その道路は真っ直ぐ続くゆるやかな坂道で、街中から20㎞ほど離れた自然の豊かな場所にあります。 坂の上からは北海道の壮大な景色を眺めることができるため、天気の良い…

笑う人形

若気の至りといいますか、いわゆる心霊スポットと呼ばれる場所に行ったんです。 学生だった当時のバイト仲間でもある友人と一緒に、隣の県の廃墟に行きました。 ラーメン屋のバイト明けだったので深夜でしたね。 地元ではどうだったかはわかりませんが、ネッ…

地図にあった井戸

小学校から「危険な場所マップ」なるものが配布された。 身近で危ないと思われている場所が説明されている。 AとCはそんな場所全部知っていたが、一箇所聞いたこともない場所があった。 井戸の絵が書いてある。 当然、悪友二人は肝試しがてら行くことになっ…

海の祠の話

私がまだ幼い頃に、地元で海にまつわる不思議な体験をしたことがあります。 私がずっと幼少期から育ってきた地元は、海に面した小さな町で漁業が盛んでした。 その関係からか、地元で行われる祭りは他の地域に比べて、海に関する神に感謝するものが多くあっ…

○×様の岩

あれは、私が大学生の頃の話です。 夏休みも終わりに近付き、ダラダラ過ごしていた毎日に刺激が欲しくなったのでしょう、友人のTが「週末に何人かで旅行行かない?」と誘ってきたんです。 バイトでお金に余裕もあったので私は二つ返事で誘いに乗りました。 …

キャンプ場にいる家族

私の両親はお気に入りのキャンプ場があり、私が5歳から8歳くらいまでのあいだ月1回のペースで行っていました。 基本いつも行くキャンプ場が決まっていて、そこに行くとよく出会うある家族がいました。 キャンプサイトは少し離れたところに設営しているよ…

強い思い

季節も夏に近づき怪談話を聞くようになったので、自分の中で怖いかなというお話をさせて頂きと思います。 これは私が18歳の時、当時私には年下の恋人がいました。 私はもともと依存気味な性格。 恋人が他の異性と話すことや、連絡することさえ無理。 更に…

袖引き

私がまだ大学生だった頃のお話です。 その日は資格講座が長引いたため、やや人混みの減った商店街を通って帰路についていました。 そんな時です。 「お兄さん」 路地裏から柔らかな声がかかりました。 そこには小学生くらいの女の子がいて、こちらに手招きを…

祠と雨の女

私の古い友人の話。 彼は仲間内で有名な雨男だった。 子供の頃から友人と一緒に遊ぶ日はどんなに晴天の予報でも外れて雨が降った。 雨の強さは小雨からバケツをひっくり返したような土砂降りまで、日によってまちまちだった。 降るのは友人が休日遊びに行く…

トンネルの終わりにある謎の村

祖父が若かりし頃、彼と数人の友人たちは、山奥でキャンプをすることにしました。 その夏は暑く、湿度が高く、日が沈むと蚊がわんさか湧いてきました。 夜の闇が森を包み込むと、周囲は静かで幽玄な雰囲気に包まれました。 キャンプファイヤーを囲んでいると…

美術室の絵画

私が聞いたある学校の美術室にまつわる都市伝説をお教えします。 その美術室には、壁にかかった絵画があったのですが、その絵画が季節に応じて入れ替わっていました。 たとえば、春には花が咲き誇る絵画や新緑の絵画が飾られ、冬には雪山の絵画やかけられて…

二年二組

私が通っていた女子高には噂がありました。 それは、『二年二組は誰も知らないクラスメイトがいる』 または、『校舎の二階の右から二つ目の教室に何者かがいる』というものです。毎年、そこが二年二組の教室になるからです。 その教室で写真を撮ると、見知ら…

みつばち89

これは私が経験した不可解な話です。 どのように確認すればいいのか分からないため、皆さんに聞いて頂きたいと思います。 私は都内の食品メーカーに勤める女子社員です。 趣味は美容室巡りで、気になるサロンはよくチェックしています。 もちろん、ネイルケ…

カナダの肉食竜

私はかつて、カナダに留学していたことがあります。 今から20年近く前、当時中学生だった私は、カナダの学校と交換留学生ということでカナダに1か月ほど留学することになりました。 カナダは実は恐竜の化石がよく見つかる地域で、多くの博物館を有している地…

僕を変えてくれた霊の話

今日は、僕の人生を変えた不思議な出来事について話したいと思います。 10年前、私は平凡な大学生でした。 将来の夢もなく、大学も英語が一番得意だったから英文科を選んだだけで、燃えるように好きなものがありませんでした。 さらに、高校時代に両想いにな…