不思議な話
大学を卒業し、就職した年の事です。 職場が京都ということもあり、その時の私は実家を出て京都に住んでいました。 元々実家が田舎でしたので、仕事が休みの日はそこらを散歩したり地図アプリで周辺を調べたり気になるところにはとにかく行ってみるという過…
以前働いていた帰り道のバスで起きた奇妙な体験の話です。 いつも同じ時間、同じ電車とバスに乗り通勤していました。 珍しく終電間近まで残業していた私は、いつも乗っているバスに乗ることができませんでした。 行き先はいつもと一緒でしたが、交通会社が違…
夏休みになると、民宿を営んでいる祖父母の家で過ごすのが、子どもの頃の楽しみだった。 海まで徒歩1分の好立地の民宿は、一組しか泊まれなかったけれど、夏場はほとんど予約で埋まっていた。 要は大きめの一軒家に祖母と祖父、それに私たち一家ー両親と兄と…
私が経験した恐怖体験を紹介します。 私が学生の頃、青春真っ只中にあった不思議な恐怖体験のお話です。 ある夜、私は友人たちと一緒に山の中にある廃校へと訪れました。 その廃校は昔、心霊現象が多発していると噂されており、近くにある交差点では交通事故…
私が通っていた小学校の通学路に墓石が立っていました。 いかにも「お墓」の佇まいなのに名前もなく、誰かのお墓というわけでもないのかお花をお供えされているところも見たことがありません。 子供の頃は、それほど不思議に感じたこともなく誰かが噂話する…
俺大学生なんだけど、大学の春休みってあほみたいに時間あるじゃん? だから去年の春休みに、仲のいい友達AとBの3人で3泊4日のドライブ旅行をしたんだ。 あれは2日目に群馬でハイキングした時だった。 その日も3人で気ままにドライブしてたんだが、最近…
これは私の友人から聞いた20年前から現在にかけてのお話です。 わかりやすいようにこれから私が友人の立場になって聞いたお話をお伝えしようと思います。 20年前。 私は趣味で車やバイク、自転車に乗り田舎の自然を散策して野営することが生きがいである。…
幼稚園から小学校三年生まで、何故か遊びに行くと記憶が飛ぶ場所がありました。 私がそれに気付いたのは幼稚園の時で、その場所と言うのが、園の近くの公園でした。 公園に遊びに行ったはずが、気が付いたら自宅に戻っているのです。 両親は私のこの可笑しな…
私が生まれ育った北海道の田舎町には、「天国へ続く道」と呼ばれる道路が存在します。 その道路は真っ直ぐ続くゆるやかな坂道で、街中から20㎞ほど離れた自然の豊かな場所にあります。 坂の上からは北海道の壮大な景色を眺めることができるため、天気の良い…
若気の至りといいますか、いわゆる心霊スポットと呼ばれる場所に行ったんです。 学生だった当時のバイト仲間でもある友人と一緒に、隣の県の廃墟に行きました。 ラーメン屋のバイト明けだったので深夜でしたね。 地元ではどうだったかはわかりませんが、ネッ…
小学校から「危険な場所マップ」なるものが配布された。 身近で危ないと思われている場所が説明されている。 AとCはそんな場所全部知っていたが、一箇所聞いたこともない場所があった。 井戸の絵が書いてある。 当然、悪友二人は肝試しがてら行くことになっ…
私がまだ幼い頃に、地元で海にまつわる不思議な体験をしたことがあります。 私がずっと幼少期から育ってきた地元は、海に面した小さな町で漁業が盛んでした。 その関係からか、地元で行われる祭りは他の地域に比べて、海に関する神に感謝するものが多くあっ…
あれは、私が大学生の頃の話です。 夏休みも終わりに近付き、ダラダラ過ごしていた毎日に刺激が欲しくなったのでしょう、友人のTが「週末に何人かで旅行行かない?」と誘ってきたんです。 バイトでお金に余裕もあったので私は二つ返事で誘いに乗りました。 …
私の両親はお気に入りのキャンプ場があり、私が5歳から8歳くらいまでのあいだ月1回のペースで行っていました。 基本いつも行くキャンプ場が決まっていて、そこに行くとよく出会うある家族がいました。 キャンプサイトは少し離れたところに設営しているよ…
季節も夏に近づき怪談話を聞くようになったので、自分の中で怖いかなというお話をさせて頂きと思います。 これは私が18歳の時、当時私には年下の恋人がいました。 私はもともと依存気味な性格。 恋人が他の異性と話すことや、連絡することさえ無理。 更に…
古い付き合いのある友人は、本土から船で三時間の離れた小島に住んでいた。 これは、その小島にいる友人を訪ねるべく乗った船の上で体験した話である。 フェリーのような大きいものではない、どちらかというと釣り船ほどの大きさのその船には、私の他にも数…
私がまだ大学生だった頃のお話です。 その日は資格講座が長引いたため、やや人混みの減った商店街を通って帰路についていました。 そんな時です。 「お兄さん」 路地裏から柔らかな声がかかりました。 そこには小学生くらいの女の子がいて、こちらに手招きを…
私の古い友人の話。 彼は仲間内で有名な雨男だった。 子供の頃から友人と一緒に遊ぶ日はどんなに晴天の予報でも外れて雨が降った。 雨の強さは小雨からバケツをひっくり返したような土砂降りまで、日によってまちまちだった。 降るのは友人が休日遊びに行く…
図書館に読んではいけない本があるという。 読むと必ず後悔してしまうらしい。 稀覯本なのか発禁になったものなのか詳細はわからないが、白っぽい表紙にあまり興味をそそられないタイトルであるという話を聞いた。 図書館や本とは縁のなさそうなギャンブルに…
祖父が若かりし頃、彼と数人の友人たちは、山奥でキャンプをすることにしました。 その夏は暑く、湿度が高く、日が沈むと蚊がわんさか湧いてきました。 夜の闇が森を包み込むと、周囲は静かで幽玄な雰囲気に包まれました。 キャンプファイヤーを囲んでいると…
私が小学生の頃の話です。 学校の近くに子どもたちの遊び場となっていた裏山があったんです。 今じゃあまり考えられないかもしれませんけど、当時はその山の中を仲の良い子たちとグループを組んで探検隊ごっこなんてして遊んでました。 木の実を探して食べて…
私が聞いたある学校の美術室にまつわる都市伝説をお教えします。 その美術室には、壁にかかった絵画があったのですが、その絵画が季節に応じて入れ替わっていました。 たとえば、春には花が咲き誇る絵画や新緑の絵画が飾られ、冬には雪山の絵画やかけられて…
私が通っていた女子高には噂がありました。 それは、『二年二組は誰も知らないクラスメイトがいる』 または、『校舎の二階の右から二つ目の教室に何者かがいる』というものです。毎年、そこが二年二組の教室になるからです。 その教室で写真を撮ると、見知ら…
これは私が経験した不可解な話です。 どのように確認すればいいのか分からないため、皆さんに聞いて頂きたいと思います。 私は都内の食品メーカーに勤める女子社員です。 趣味は美容室巡りで、気になるサロンはよくチェックしています。 もちろん、ネイルケ…
私はかつて、カナダに留学していたことがあります。 今から20年近く前、当時中学生だった私は、カナダの学校と交換留学生ということでカナダに1か月ほど留学することになりました。 カナダは実は恐竜の化石がよく見つかる地域で、多くの博物館を有している地…
今日は、僕の人生を変えた不思議な出来事について話したいと思います。 10年前、私は平凡な大学生でした。 将来の夢もなく、大学も英語が一番得意だったから英文科を選んだだけで、燃えるように好きなものがありませんでした。 さらに、高校時代に両想いにな…
私は平凡な会社員。 特別な趣味はないが、唯一、続けている趣味がある。 それは、ブログを読むことだ。 芸能人や有名人のブログもたまには見るが、多くは一般の人のブログだ。 その時、悩んでいたり関心があることについて、書いてあるブログを探して、ただ…
小学生の頃だった。 そこそこ田舎の為道路もまだまだ整備がなされておらず、土手道なども多かった。 帰り道、なんとなく見た脇道の草むらの中に直径10センチくらいの穴が空いていて、自分は興味津々で近づき、その中を覗き込んだ。 中は真っ暗。深さなども良…
私の母方の実家はかなり田舎で、私が高校まで村の中には信号もなかった。 そんな村の地主が母の実家だ。 その村は窪地になっていたので大雨の時は浸水しやすい環境だったのだが、母の実家は高台にあったので被害を受けることはなかったが、曽祖母は「鏡が守…
私は九州にある、小さなクリニックで医者として、訪問診療を行い生計を立てている40代の独身貴族です。 1日に10〜15名ほど診療する忙しい職場なのでその日私は疲れていたのかもしれません。 その日最後の診療で訪問診療は初めとていう、中山さんのお宅へ伺…