これは、私がある保育園に看護師として勤務した時にあった話です。
勤務する保育園には私の他に看護師が1人いて2人で業務を協力していました。ただ私と同僚看護師の考え方は異なり、
私=「仕事での付き合い。金をもらうために頑張っている」
同僚=「仲良し。学校みたいに楽しみたい」
と言う考え方が違ってました。
そんなある日、私は保育園に通う園児の対応をしてました。ただ普通に、玩具で遊んでました。
すると同僚から「私も遊んで欲しい。あと私の娘も」と話しかけて来たのです。
同僚には一歳の娘がいて、勤務先の保育園に通わせてました。
私は「順番で遊ぶから」と話したら「私の娘だけ見てよ!」と話し怒り出したのです。
私がその時遊んでいた子は風邪で散歩に行けないから、私が対応していただけで、特別扱いしてるわけではないと話したら、同僚は「そうですか〜」と不満な様子でした。
しばらくしてから、同僚の子どもが毎日、下痢するようになりました。
下痢をすれば保健室を使えるので、私が対応してました。
周りの保育士は「可哀想」と話してましたが、この下痢は薬を飲んでいても治らず1カ月続き、同僚の子どもはお尻が赤くただれていきました。
ただれたお尻に、小児科医が処方した軟膏を塗る毎日。
私は軟膏の薬事情報の紙を見て「えっ!」と驚きました。
薬事情報には抗生剤が処方されたのか?抗生剤の名前も書いてありました。
そして薬事情報の紙以外にも、お薬手帳も預かってましたが、確認すると別な小児科から抗生剤が処方されていたのです。
抗生剤は本来なら、5日間の内服が決まりです。
しかし同僚の子は、一カ月近く毎食後に抗生剤を飲んでいたのです。
抗生剤を過剰内服すれば善玉菌まで出てしまうため下痢になります。
私はすぐに、同僚にその事を話し「すぐに最初にかかっていた小児科に連れて行き下痢が出てることを医師に話して!」と強く言いました。
しかし同僚から、とんでもないことを話されたのです。
「下痢していれば、娘を見てくれますよね?あと下痢止まったら困るんです」
笑顔で話す同僚に私は恐怖を感じました。
抗生剤過剰内服は園長先生に相談して口頭注意してもらいましたが、あの笑顔が怖くて私は転職活動を始めました。
仕事はトントン拍子で決まり、退職することを園長先生に伝えました。
その日から、同僚は私に対しての執着が始まりました。
「辞めないで!私は退職反対の署名運動します」「説得して辞めるのを考えてもらう」などすごい執着でした。
耐えられなくなり、私はストレスで自然流産してしまいました。
子どもが流れたことを園長先生に話し、同僚へも私が流産したことが伝わりました。
しかし同僚からは、とんでもないことを話されました。
「私も流産したことあるの。でも流産して良かったですね。私の娘に専念できるし安心。」
笑顔で流産した事が良かったと話され、更に怖くなりました。
転職先が決まり私は、有休消化に入りました。
有給休暇中は、体調を戻してのんびりする予定でしたが、土日祝日に同僚が訪問してくるようになりました。
最初は娘と。そして旦那も加わり三人で。
訪問目的は、「退職考え直してよ」「今でも間に合う」と玄関先で言われました。
「何で私の家知ってるんですか?」と住所も教えてないのに恐怖を感じた私。
それに対して同僚は、「車を探し見つけたの」「あとは旦那がこの近くで測量の仕事していたから、見つけた」と話され、更に怖くなりました。
私の車は限定色だったことから、夫婦で駐車場に止まってるのを見つけて来たと言うのです。
引っ越しを考えた私ですが、駐車場の場所を変えたら同僚夫婦は来なくなりました。
安心していますが、まだ夫婦で娘を連れて私を探し回っているのでは?と思うと怖く土日祝日は私も県内にある実家に避難して過ごすようになりました。
私の旦那も「駐車場に知らない夫婦がいた」「笑顔で近寄って来たから逆に気持ちが悪かった」と話されました。
旦那からは「仕事の異動があるかもしれないから、引っ越しを視野に入れようか?」と話されたこともあります。
今の転職先も、ストレスで体力の限界もあるので、引っ越しと転職を視野に入れて行きたいと思いました。
そして前の勤務先にいる同僚の情報を聞いてぞくっとしました。
「2人目欲しいから、妊活中なんだ。もう1人増えたら、みんなに優しくしてもらえるかな」
そんなことを話しているんだそうです。
また薬の過剰内服や虐待されないことを祈るばかりです。
皆さんの周りには、こんな同僚いますか?こんな同僚や会社には要注意かもしれません。
優しくしすぎると、同僚からストーカーに変化します。
そして異性のストーカーなら私も何度かありますが同性のストーカーです。
同性のストーカーは執着が強く周りが見えなくなるので恐怖です。歪んだ愛情、執着にはご注意ください。
現在、私はこの同僚にビビりながら生活を送っています。
近々、旦那と引っ越しをして妊活をして行く予定です。もう悲しいことを起こさないように気をつけて行きたいです。
著者/著作:怪文庫【公式】(Twitter)