怪文庫

怪文庫では都市伝説やオカルトをテーマにした様々な「体験談」を掲載致しております。聞いたことがない都市伝説、実話怪談、ヒトコワ話など、様々な怪談奇談を毎週更新致しております。すぐに読める短編、読みやすい長編が多数ございますのでお気軽にご覧ください。

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ヒトコワ・人怖

ヒトコワ・人怖に関する記事一覧ページです。

クラスメイト

小学校のころ、ユウキという同級生がいた。 いわゆる知的障害者で、今でいう特別支援学級にいるような生徒だったんだが、俺の通ってた小学校にはそういう取り組みはなくて、俺たちと同じ普通学級に通っていた。 今思えば近くに特別支援学校があったから、障…

夜を彷徨う足音

私が大学二年の春、住んでいたのは地方都市の古いアパートだった。 二階建ての木造で、壁も床も驚くほど薄く、隣のくしゃみまで聞こえるような場所だ。 月三万円という破格の家賃に惹かれ、迷わず契約したが、後になって「安いには理由がある」と痛感するこ…

手紙

俺がこのアパートに引っ越してきたのは、今年の春頃のことだった。 築40年くらいの木造アパートで、駅からも歩けるし、一人暮らしするにはちょうどいい広さ。 和室で水回りなんかも古かったが、職場まで電車で10分ちょっとの駅にあったし何より家賃が安かっ…

深夜の常連客

大学生の頃、生活費を稼ぐために深夜のコンビニでバイトしていた。 当時は一人暮らしで、昼間は大学、夜は0時から朝5時までバイト、という生活リズム。 正直、体力的にはかなりしんどかったけど、時給がよかったから仕方なく続けていた。 バイトが終わった後…

立つ男

10年前の夏ももう終わろうかという日の出来事です。 まだまだ残暑も厳しく、夜もムワッとした暑さが残るなか毎日のように残業が続いていました。 当時、私は、始発駅から終点駅まで長距離の通勤をしていました。片道1時間以上かかる通勤です。 引っ越しも考…

恐怖のメール

これは以前、私の妻が勤めていたリサイクルショップで起きた話です。 妻は当時、小型のリサイクルショップでパート勤務をしていました。 私も妻の送迎をするついでによくその店を訪れました。 当時店内を散策して、掘り出し物を探したり、店長さんや従業員の…

石畳の橋

私が中学生の頃の体験です。 私たち家族は父の転勤で関東の小さな町に引っ越してきました。 その街には東西に大きな川が流れていて、川にかかる石畳の橋が印象的な、自然豊かで静かな街でした。 引っ越しをして数日が経った頃、近所でお祭りがあったのですが…

天使のアプリ

天使のアプリってご存知ですか。所謂違法アプリってやつで、あるサイトでダウンロードできます。 失恋したとき、仕事で失敗したとき、理不尽に怒られた時…。生きていると嫌なことってたくさんありますよね。 思い通りにいかないことが多い人生の中で、自身の…

呪いの中古ナビ

前職で、中古車販売店の営業をしていたときの話。 中古車を販売する時、というよりは仕入れてきた時に確認する必要があったのが、ナビのユーザーカスタム情報でした。 目的地履歴としてどんなトコロに行ったのか丸わかりだったり、登録地点として自宅なんか…

ウサギの人形

私には幼いころからの親友がいる。 親同士が産婦人科で知り合い、お互い第一子で出産予定日が近かったことから仲良くなったそう。 母たちはお互い専業主婦だったこともあって、互いの家に行き来するようになり、あっという間に意気投合、親友の間柄になった…

赤い着物の人形

俺が高校2年の冬休み、大掃除の日のことだった。 納屋の奥から、妹が古い木箱を見つけてきた。 「お兄ちゃん、これ見て!すごくない?」 箱を開けると、中から赤い着物を着た日本人形が出てきた。 驚くほど状態がよくて、まるで昨日作られたみたいだった。 …

写しとったもの

私は以前、葬儀会社で働いていました。 とはいっても個人経営の小さな会社です。店舗、と呼んだほうがいいくらいの。 葬儀の場というものは、まさに悲喜こもごもです。 映画などでそれをテーマにしたコメディがあるくらいに、ときにはドタバタとすることもあ…

チャイムを鳴らす男

これは私が初めて青森県で一人暮らしをしていた時の話です。 仕事の転勤で都内から青森に行くことになりました。 今まで旅行などでも青森県には行ったことがなかった私は新たな環境に何故だかワクワクしていました。 引越し先は青森市内の会社が手配してくれ…

もらった御守りの真実

このは私が20代前半に体験した話です。 その頃、私は就職活動中で、色々な会社の面接を受けていました。 しかし、不景気などが影響してなかなか会社の内定がもらえずに苦しんでいました。 一日に会社の面接を二、三件はしごして受けては一人暮らしのアパート…

エケコ人形

仕事が来ない。脱サラしてフリーランスになって2年。何が悪かったのか分からないが、急に仕事が途絶えた。焦ってやりたくもない内容の低額の仕事を大量にこなす日々。 疲れ切った僕はある公園のベンチでビールをあおっていた。 その時、ふと隣のベンチに何か…

メモ帳と笑顔の女

もう深夜三時を過ぎているというのに、ある出来事のせいで中々眠りにつくことができません。 なので、自分の気持ちを整理するためにもここで話させていただきます。 それは今日の夜に起こった出来事でした。 時刻は八時か九時くらいです。 今日は珍しく上司…

花泥棒の家

これは私が親戚のおばさんから聞いた話です。 おばさんの家の近所に、昔から続く大きいお家があって、そこには奥さん・旦那さん・旦那さんのお義母さんの3人が暮らしていたそうです。 奥さんはとても社交的で優しく、ご近所の中でも「あそこは本当にいいお嫁…

違和感の真実

私が体験したのは、私自身に起きた事ではなく友人の身に起きた事ですが、結果的に私も関わる事になった話です。 二年前の3月になりますが、私達は同じ高校出身で東京にある大学へ行く為に上京しました。 初めは同じ部屋を借りようかとも思いましたが、大学…

罰が当たる滑り台

これは私の中学時代の友人であるS君が体験したお話です。 S君は友達何人かと、広場でボールの当てっこをして遊んでいました。そして彼が投げたボールは、一緒に遊んでいたK君に軽く当たったのです。 するとK君は、「うわあっ!あぁ…」と大袈裟に声を出して、…

肝試しのジンクス

これは私が高校一年生のころ、吹奏楽部での一週間の夏合宿の話です。 私が所属していた吹奏楽部は1年から3年まで総勢100人の部員を抱える名門強豪校でした。 日頃の練習は大変厳しい物でしたが、夏の吹奏楽コンクールの追い込みのため、ある村の山奥の合宿所…

執着された恐怖

これは、私がある保育園に看護師として勤務した時にあった話です。 勤務する保育園には私の他に看護師が1人いて2人で業務を協力していました。ただ私と同僚看護師の考え方は異なり、 私=「仕事での付き合い。金をもらうために頑張っている」 同僚=「仲良し…

人気な彼女

学生時代、クラスでもとても人気のある女子がいた。 容姿端麗で成績も優秀。スポーツ万能とまではいかないが、そこそこスポーツは出来るタイプの女の子であった。 性格も明るいタイプの人であった事から、言い寄る男子達も少なくなかった。誰がその子と付き…

命と引き換えに

私は、人の頼みをなかなか断ることができません。 その性格があってか、よく他人から依存されてしまいます。 私は、コンビニでアルバイトをしていました。 コンビニで接客をしていても、お客さんと関わるのはたった数分です。 そのため、特に仲良くなったり…