これは17年前の高校3年の冬の出来事です。 あまりに多くの記憶が失われている中で、この17年間、わずかに残った記憶を頼りに残し続けてきたメモを読みながら書いたので、細かい部分や会話などは勝手に補足や修正をしていますが、できるだけ誇張はせずに書いて…
この話はオカルトや怪談に入るのかどうなのか、ちょっと微妙な所なのだが、他に書くところもないし個人的には非常に怖かった体験なのでここに書きます。 それと、もう何ヶ月も前の事なので会話はうろ覚えの部分が多く、「当時こんな感じだった」程度に思いつ…
ほんのりよりは怖いと思うけれど、洒落にならない程ではないと思うお話投下します。 かなり長文になってしまう事お許しください。 時期や場所は詳しく言えないけれど私の父の実家がある場所にまつわるお話。 父の実家はとにかくドがつく田舎、集落には両手で…
数年前、ふとある村の事を思い出した。 一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。 心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。 連休に一人で車を走らせた。 記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。 村に近付くと、場所を…
今から五年程前、俺が工房だったころの話をしますよ。 俺の家は教会で、親父が牧師をやってる。 まあ、俺はそんな真面目にキリスト教を信じてたわけではないんだけど、 でも、五年前にあれを経験してからは、少し信心めいたものを持つようになったかもしれな…
これは、私がまだ高校生の時の出来事です。 その日はとても蒸し暑い日でした。 私は両親、兄2人と私のごく普通の5人家族の末っ子です。 お盆ということもあり家族で父方の祖父母の家に行きご先祖様のお墓参りに向かいました。 祖父母の家で父方の姉夫婦の…
私はある山深い田舎の村に住む、女子中学生です。 小学校と中学校が一緒になっていて、全校生徒が5人しかいないような学校です。 私は田舎の閉鎖的なところが嫌いだったので、高校はぜったい都会にいくんだ、そして刺激的なことをいっぱいしよう、と考えてい…
これは20年以上前の話なのだけど、私は3歳の時クマのぬいぐるみをおばあちゃんからもらった。 なんかリサイクルショップで買ったって言ってた気がする。 その時の私の体格にたいして、そのクマのぬいぐるみはとてもサイズ感があっていたし、もふもふして…
大学生の娘の帰りが遅くなると、駅に車で迎えに行きます。 その日も夜11時を過ぎたので駅まで迎えに行き、ロータリーに車を路駐して娘が来るのを待っていました。 私のすぐ後ろに路駐している車から女性の大きな声が聞こえたので気になってミラー越しに後…
私の家内の実家は、中央本線の藤野駅から車で20分ほど山間部に入ったところにあります。 陣馬山への入口にも当たるため、気候のいい時期などにはハイカーをよく見かけます。 実家には家内の母親が愛犬のラッキーと住んでいて、2週に1どぐらいの間隔で、家内…