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2025年9月

  • 2025年9月28日
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体育座りの少年

僕がCM制作会社に勤めていた頃の体験した話。 僕は当時まだ入社して数年目で、どんな仕事にもがむしゃらに食らいついていた。 その日はある車の新型モデルのCM撮影を担当することになり、撮影候補地として「郊外の古いトンネル」が候補に上がった。   昼間に行けば楽なのだが、現場のディレクターから「昼間は交通量が多すぎる。深夜にロケハンしてこい」と言われた。 言われたら行くしかない。眠気を誤魔化しながら、カ […]

  • 2025年9月26日
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不思議な知らせ

これはもう二十数年前の話で、私が中学生の頃のお話です。 私はクリスマスが発売日だった、とあるCDを予約しました。そのCDは4枚組で、限定品でした。 当時中学生だった私からすると、とても高価なものでした。 親からのお小遣いも決して多くはありませんでしたが、私には『へそくり』がありました。 それは、父方の祖母からのもらったものでした。 この年の夏に、私は入院をして膝の手術をしました。部活で膝を痛めたこ […]

  • 2025年9月22日
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天井にいたもの

私が幼稚園に通っていた頃のことです。 当時の私はかなり内気な子供で、友達とわいわい遊ぶというよりは一人で空想にふけるのが好きな子どもでした。 だからなのか、自由時間もそとで遊ばず一人でクラスの部屋にいてお絵描きしたり絵本を読んだりしていることが多かったです。 その日も、何の変哲もない午後でした。 園児たちは昼食を食べ終えて、自由時間になりました。みんなはそとで遊んでいるなか私は一人でお絵描きをして […]

  • 2025年9月19日
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満月の夜

子供の頃、私と妹2人は両親に連れられて、車で20分ほどの距離に住む母方の祖母によく会いにいっていました。 私と妹たちを祖母に預けることもあれば、祖母に何かを届けたり、ただ孫娘を会わせるためだったり。父方の祖父母と同居していたこともあり、一人で暮らす母方の祖母が寂しくないようにと、その頻度は多かったように思います。 帰りは夜になることが多く、まだ夜に出掛けることの少なかった私は少し冒険をしている気分 […]

  • 2025年9月16日
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深夜の常連客

大学生の頃、生活費を稼ぐために深夜のコンビニでバイトしていた。 当時は一人暮らしで、昼間は大学、夜は0時から朝5時までバイト、という生活リズム。   正直、体力的にはかなりしんどかったけど、時給がよかったから仕方なく続けていた。 バイトが終わった後は疲れてそのまま寝てしまい、授業に行く時間もギリギリで、昼夜逆転生活に近い生活を送っていた。   深夜帯はお客さんが少なく、暇な時間は品出しや清掃に費や […]

  • 2025年9月14日
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持ち帰った物

これは、俺の友達がもう何年も前に体験したっていう話なんだけどさ。   場所は隣町にある、今は使われてない○○総合病院ってとこ。   当時から7年ぐらい前に病院は閉鎖されたらしいんだけど、理由はいまいちよくわかってない。経営不振とか火事とか、いろいろ噂はあるけど、正式な発表はなかったらしい。   で、その病院に、俺の友達である地元のヤンキー3人組、仮にA、B、Cってしとくけど、が肝試しに行ったんだっ […]

  • 2025年9月12日
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入鹿池

私が愛知県にある犬山のイルカ池について話すのは、これが初めてだ。   別に誰かに信じてもらおうとは思っていない。ただ、ここ最近になってまた夢にあの池が出てくるようになったから、忘れる前に書いておこうと思った。   犬山には、観光地として有名な犬山城やモンキーパークがあるけれど、その裏にひっそりと存在する「イルカ池」は、観光マップには載っていても、地元の人でさえ話題にすることが少ない。   静かすぎ […]

  • 2025年9月5日
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霧の向こう

夏になりかけのある日のことです。   お昼に大型スーパーで買い物を終えて、私は自分の車に乗り込みました。   スーパーを出たときから気になっていたのですが、霧がでています。外に出たとたん私は首を傾げた記憶がありました。   霧だなんてそうそうある地域じゃないからです。ましてやお昼にです。   今日は一日中晴れの予報でした。霧の予報なんて全くでていませんでした。まぁ、でも天気予報なんてあてにならない […]

  • 2025年9月4日
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夏の日に消えた家

小学三年生の夏休み、僕は近所の川沿いにある水辺公園で遊んでいた。   蝉の鳴き声が耳をつんざくように響き、その声はまるで溶けかけた熱気をさらに増幅させるかのようだった。日差しは強く、肌にジリジリと焼き付くような感覚があった。アスファルトの地面からは熱気が陽炎のように立ち上り、遠くの景色を歪ませていた。   僕はいつものように、公園の木陰にある古いベンチに腰掛け、手に持ったゲーム機の画面に夢中になっ […]

  • 2025年9月1日
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窓に貼られた紙

これは、俺が大学1年のときに住んでたアパートで起きた話です。 いまだにあれがなんだったのか説明できないし、思い出すとゾワっとするから、ずっと誰にも話さずにいた。でも、ここに書くことで少し気が楽になるかもしれないと思って書いてます。   当時、大学に進学してやっとの一人暮らしで私鉄沿線にある築30年のボロッボロの木造アパートに住んでたんです。 大学からは自転車で15分くらい。でも駅も近くて、家賃が3 […]