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奇妙な風習・儀式

  • 2026年4月22日
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諍いを消す者

先日他界した父の話です。   もう随分昔の出来事だそうですけどもね、こうして機会を頂いたので、少しお話しさせてもらいますね。   私の父の故郷ってのが、ちょっと変わってるというかクセがあるというか。山中の集落だったんですけど、その集落ぐるみで不思議な像を祀ってたらしいんですよ。   御仏像でも似たようなのがあるんですが、木製の…手を広げて伏目に微笑んでいる菩薩様のような出で立ちの像でして。等身大の […]

  • 2026年4月15日
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千里眼の祠

これは私の友人から聞いた20年前から現在にかけてのお話です。   わかりやすいようにこれから私が友人の立場になって聞いたお話をお伝えしようと思います。   二十年前。   私は趣味で車やバイク、自転車に乗り田舎の自然を散策して野営することが生きがいである。   ほとんどが気まぐれ思い付きによる放浪だがインターネットでみた情報をもとに活動することもある。   夏の暑い日にネットで検索してみるとあるブ […]

  • 2026年3月30日
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逆さ地蔵

八尾(やお)いうたら、大阪の中でもよう知られた町や。古くは河内国、今はモノづくりの街として有名やけど、地元の人間の中にはな、昔からひっそり語り継がれとる話があんねん。   ほんまに昔の話や。八尾の外れ、恩智(おんぢ)神社の裏山に「塚の森」っちゅう小さい林があるんやけどな、そこに「逆さ地蔵」いう不気味な地蔵がおるらしいねん。いや、正確には“おった”っちゅうべきかもな。   地蔵さんが逆さまになっとる […]

  • 2026年3月10日
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町の言い伝え

私の実家は神奈川県の田舎にあります。   近くには山も川もあり、とてものどかな場所です。近所のつながりが強く、近所のお年寄りから教わる町の言い伝えも多々ありました。   その中で、川に関して、ある言い伝えがありました。その川にある約200mの、橋のたもとに関することです。   小さい頃、私は学校が終わると、その橋のたもとで釣りをするのが好きだったのですが、釣竿を持って歩いていると近所のお年寄りから […]

  • 2026年3月1日
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貸座敷

今から二十年以上前、私がまだ小学生だった頃の話です。   当時、私の実家は埼玉県と群馬県の県境に近い、かなり寂れた農村地帯にありました。   古い習慣が根強く残る地域で、子供心に「触れてはいけない何か」が常に空気の中に混じっているような、そんな独特の重苦しさがある場所でした。   その村には、私の祖父母が住んでいた非常に大きな古い屋敷がありました。   典型的な日本家屋なのですが、その家には一つだ […]

  • 2026年2月25日
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本物の神様

私の両親は、山奥にある集落の出身です。 まだ私が小さかった頃は年に数回帰省することがありました。普段は東京に住んでいたので、その差に毎回驚かされたものです。 集落の人は優しいですし、自然がいっぱいで、子どもからすると楽しい場所。しかし、何とも得体のしれない不気味さを感じていました。 自然にあふれている場所なのに、なぜか息苦しい。沼に足をとられているような感覚がありました。 ここには来たくない。ずっ […]

  • 2026年2月17日
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肉の面

私が40代半ばを過ぎた頃の話です。   岡山県の山間部にある、疎遠になっていた伯父の古い屋敷を相続することになりました。   伯父は独身を通し、親戚付き合いもほとんどなかったため、本来なら私のような遠縁に話が回ってくるはずもなかったのですが、他に引き取り手がいなかったというのが実情でした。   その屋敷は、いわゆる「古民家」という言葉では片付けられないような、異様な圧迫感のある建物でした。敷地の隅 […]

  • 2026年2月13日
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砂の客人

これは私が大学生の頃、東北地方にある父方の実家へ帰省した際に体験した出来事です。父の実家は、地図にも載らないような小さな集落にありました。   そこには一風変わった、それでいて不気味な風習が残っていました。   その村では、お盆の時期になると「砂の膳」という儀式が行われます。   通常、お盆の供え物といえばキュウリの馬やナス、お菓子などが一般的ですが、その村では違いました。   どこの家庭でも、玄 […]

  • 2026年2月11日
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赤紐の家

これは私が大学生の頃、夏休みに母方の実家があるM県のK村へ帰省した時に体験したお話です。   K村は今でこそ市町村合併で名前が消えてしまいましたが、当時は四方を深い山に囲まれた、いわゆる「限界集落」の一歩手前のような非常に静かな場所でした。 その村には、一つだけ妙な決まり事がありました。   村にある全ての家の玄関先に、一箇所だけ「赤い麻紐」が結ばれているのです。大抵は門柱だったり、玄関の取っ手だ […]

  • 2026年2月6日
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引き継ぎ帳

これは、本当に人に話しても微妙な反応しかされないので、どこかに残しておこうと思って書きます。 盛り上がりはないし怖い話として成立してるかも分からないですが、子どもの頃からずっと引っかかっていることです。   俺の実家は地方の細い道ばかりの住宅地で、町内会がまだ普通に機能してるようなところです。 回覧板やら祭りの係やら、いろいろ面倒な仕組みがあったんですが、その中でひとつだけ他の家にはなさそうなもの […]