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2026年1月

  • 2026年1月30日
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穢れ櫃

これは私が大学3年生だった頃、今から数年前に体験した話です。 特定を避けるため、地名や人物名は仮名、あるいはぼかして書かせてもらいます。 当時、私にはKというバイト先で知り合った友人がいました。 Kは地方の山間部出身で、性格は温厚そのもの。絵に描いたような「お人好し」で、頼みごとをされると断れないタイプでした。   私もそんなKの性格に甘えてお金を借りたりしていたのですが、ある夏休みの前、Kから珍 […]

  • 2026年1月29日
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赤い目の人形

僕が大学生の頃の話だ。   当時、地元の山奥にある有名心霊スポットでもある廃村に興味を持ち、友人と探検に行くことになった。   噂では、そこには古くから変わった風習が残っていて、村人の行動は普通の常識では測れないと言われていた。   僕たちは心のどこかで怖いと思いながらも、好奇心のほうが勝っていた。   その日、日が落ちる前に村に到着した。   建物はほとんど朽ち果て、屋根が落ち、壁にツタが絡まっ […]

  • 2026年1月28日
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消えた十一月

これは私が十数年前、都内の不動産会社で管理物件の巡回をしていた頃に体験した、今でも説明のつかない不気味な出来事です。   当時、私は練馬区の端にある、昭和40年代に建てられた古い木造アパートを担当していました。   入居者はわずか二名。一階に住む高齢の女性と、二階の一番奥、203号室に住む高齢の男性です。   この203号室の住人からは一度もトラブルがなく、苦情も出ないため、私は数年間一度もその男 […]

  • 2026年1月26日
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深夜の川沿い

これは、私が大学生の頃に実際に体験した出来事です。今でも説明はつきませんが、作り話ではありません。   当時、私は大学から程近いアパートに一人暮らしをしていました。夜型の生活で、深夜1時前後になると気分転換に近所を散歩するのが習慣でした。決まったコースがあり、アパートを出て、住宅街を抜け、川沿いの細い遊歩道を30分ほど歩いて戻るだけの、特に面白みもない道です。   ある日、いつも通り散歩に出たとき […]

  • 2026年1月25日
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怖い話は霊を呼ぶ

私が高校生の時の話です。   当時、夏休みに部活のメンバーとキャンプに行くことが恒例行事となっており男女あわせて約30名ほどで山にキャンプに行きました。高校生でしたので予算に限りがあり、宿泊施設は古いバンガロー5~6棟にグループに分かれて泊まりました。   皆で夕食の準備をし楽しく食事を済ませた後、10名くらいで1つのバンガローに集まり、部活の練習や今後の目標、学校生活や恋愛のこと等いろいろ話して […]

  • 2026年1月23日
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見守り役

俺が昔、林業の手伝いで隣町ではあるが山のほうに滞在していた時の話です。 そこは観光地から外れた小さな村で、地元の人はよそ者にあまり口を開きませんでした。 俺も最初は、数日だけの滞在だから気にすることはないだろうと思っていました。 ただ、村に足を踏み入れた瞬間から、どこか普通じゃない空気が漂っているのに気づきました。   初日に村の世話役(現場監督的な人)の中年男性に会いました。 彼は無口で、目だけ […]

  • 2026年1月19日
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奥入瀬渓流

青森県に数日旅行で訪れ、一人で奥入瀬渓流を歩いた時のことです。   青森に来るのは初めてで、十和田湖から流れ出る奥入瀬の景色がSNSで素敵だったので、どうしても目にしたく新幹線を利用して訪れました。   紅葉にはまだ早い時期でしたが、渓流沿いは人も少なく、苔むした岩と澄んだ水の音だけが続く静かな時間でした。私はSNSで見たような景色に心が打たれておりました。   昼間は本当に気持ちが良く、写真を撮 […]

  • 2026年1月17日
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黒飴

結婚して、義実家で同居を始めてから初めて迎えたお盆のことです。 仏壇のある家で暮らすのも初めてで、正直なところ、まだ生活にも気持ちにも馴染みきれていない時期でした。    その日の夜、理由もなくふと目が覚めました。時計を見ると、午前2時を少し過ぎた頃だったと思います。   家の中はとても静かで、最初は気のせいかと思ったのですが、「ぽと…ぽと…」という音が聞こえました。水滴が落ちるような、一定の間隔 […]

  • 2026年1月16日
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幸せに憑りつく女

これは、私が安産祈願に参拝へ行った時のお話です。   年齢を重ねた私達にとって、それは待望の妊娠でした。 私よりも喜んでくれた彼の提案で安産祈願にお参りへ行くことに。 もともと信仰深い彼は、事前に色々と調べてくれたようで彼が見つけた神社へ行くことに決めました。   私の印象としては早い時間に参拝へは行くものだと思っていたのですが、彼いわく安産祈願をする場所は水子供養も行っている場所も多いため、あま […]

  • 2026年1月15日
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おすそわけの家

俺が大学生だった頃の話だ。   夏休みに帰省したとき、ゼミの先輩・Kと久しぶりに会った。Kは俺とは異なる県で隣の県内の出身で、山間の集落に実家がある。   そのときKがぽつりと話してくれたのが、この話だった。   Kの地元は、山に囲まれた小さな集落で、今では住人も十数世帯ほど。コンビニも信号もなく、夜になると真っ暗になるような場所だ。   けれど、Kはその静けさが好きで、毎年お盆には必ず帰っていた […]