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実話怪談

  • 2026年4月13日
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猫のかたまり

私がまだ小学生の頃の話です。学校の近くに神社がありました。   境内がけっこう広かったので、毎日のように友だちとよく鬼ごっこやキャッチボールなどをして遊びました。   隅に樹齢何百年とかいう噂の大木があり、太い根っこの一部にこぶし大の穴が開いていました。   その穴の向こうがどうなっているのか気になり、友達とのぞきこんだりしましたが、中はただ暗闇しか見えませんでした。   穴に向かって「あ~!」と […]

  • 2026年4月10日
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夜の訪問者

これは俺が高校生のときに経験した話だ。   俺の家は古い一軒家で、少し離れた場所にぽつんと建っていた。   周囲には田んぼや林が広がり、夜になると静寂に包まれるような場所だった。田舎の風景はのどかで、昼間はのんびりとした雰囲気が漂っていたが、夜になるとまるで別世界のように静まり返り、不気味さすら感じることがあった。   ある晩、家族が全員出かけていて、俺は一人で留守番をしていた。   特に怖がりな […]

  • 2026年4月3日
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同じ顔

毎朝、通勤途中の駅で見かけるサラリーマンがいた。   彼はスーツ姿で、年齢は三十代半ばくらい、髪は短く整えられ、眼鏡をかけている。   目立つ特徴はないが、毎日同じ時間、同じ場所に立っているため、自然と目に入るようになった。   何をしているのかといえば、彼は特に何もしていない。   ただ、電車を待つわけでもなく、改札を通るでもなく、ホームの端の方でスマホを見たり、ぼんやりと立っていたりするだけだ […]

  • 2026年3月10日
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町の言い伝え

私の実家は神奈川県の田舎にあります。   近くには山も川もあり、とてものどかな場所です。近所のつながりが強く、近所のお年寄りから教わる町の言い伝えも多々ありました。   その中で、川に関して、ある言い伝えがありました。その川にある約200mの、橋のたもとに関することです。   小さい頃、私は学校が終わると、その橋のたもとで釣りをするのが好きだったのですが、釣竿を持って歩いていると近所のお年寄りから […]

  • 2026年3月2日
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知らない影

私がまだ子供の頃の話です   私は岐阜県の田舎の促進住宅に小さい頃住んでいました。   そこでのお話から始まるお話なのですが、その住宅では私も私の姉も小さかったこともあり家族4人で並んで布団を敷き寝ていました。   とある日、夜中にふと目が覚めると身体が動かせず、怖くなってしまい声を出そうにも声が出せない状況になってしまいました…いわゆる金縛りの状態です。   その状態で、なぜか自分の力ではない不 […]

  • 2026年3月1日
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貸座敷

今から二十年以上前、私がまだ小学生だった頃の話です。   当時、私の実家は埼玉県と群馬県の県境に近い、かなり寂れた農村地帯にありました。   古い習慣が根強く残る地域で、子供心に「触れてはいけない何か」が常に空気の中に混じっているような、そんな独特の重苦しさがある場所でした。   その村には、私の祖父母が住んでいた非常に大きな古い屋敷がありました。   典型的な日本家屋なのですが、その家には一つだ […]

  • 2026年2月23日
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置いてかれた位牌

私の実家は、田舎で自営業の不動産の賃貸管理をしています。   田舎の賃貸には古い物件も多く、ちょっとした訳ありの方が多くいました。そんな我が家が経験した、怖いというよりは悲しさ、虚しさが勝ってしまった出来事をお話しします。   私が小学校を卒業するかしないかくらいの時に、賃貸に出していた物件から夜逃げをした人がいました。   家賃を数ヶ月分滞納しており、保証人にも連絡がつきません。夜逃げで一番困る […]

  • 2026年2月21日
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手引き

これは今から13年ほど前、私がまだマッサージ師を目指す専門学生だった頃の話です。   ​当時、高校を卒業したばかりの私は、盲学校に併設されているマッサージ師の専門学校に通っていました。   私には生まれつき視覚障害があり、眼鏡などで矯正しても遠くの文字などは読むことができません。それでも自転車には乗れる程度の弱視であったため、日常生活は工夫をしながら送っていました。   学校には、私と同じように視 […]

  • 2026年2月17日
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肉の面

私が40代半ばを過ぎた頃の話です。   岡山県の山間部にある、疎遠になっていた伯父の古い屋敷を相続することになりました。   伯父は独身を通し、親戚付き合いもほとんどなかったため、本来なら私のような遠縁に話が回ってくるはずもなかったのですが、他に引き取り手がいなかったというのが実情でした。   その屋敷は、いわゆる「古民家」という言葉では片付けられないような、異様な圧迫感のある建物でした。敷地の隅 […]

  • 2026年2月12日
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聞こえる足音

子どもたちと3人でこの家に引っ越してきてもう半年が経つ。日当たりも良くて静かな住宅街だし最初はここなら落ち着いて生活できそうって思ってました。   ですがある時期から家の空気が少しずつ変わっていった。   気づいたのは私が残業で遅めに帰った日の夜だった。   玄関を開けた瞬間妙に家の中がざわついてるように感じた。子どもたちはもう寝ている時間だし家の中は静かなはず。だけどリビングの奥からひそひそ話す […]